ところで「風の時代」ってどういうこと?どんな時代になるの?

2021年は200年に一度の大転換期で、12月22日に「地の時代」から「風の時代」に移行したことはご存知の方も多いと思います。
「風の時代」というのは、西洋占星術的には、木星と土星が重なる「グレートコンジャンクション」が、「風の星座」(水瓶座)で起きたという意味です。
「グレートコンジャンクション」自体は20年に1回起こりますが、これまでの200年は「地の星座」で起きていたので、200年に一度の大転換期だといわれているのです。
では、何がどう「風の時代」なのかを書いてみたいと思います。
風の時代
「風の時代」「風の時代」といいますが、まずは風の時代の他に、なんの時代があるかをまとめます。
西洋占星術では、星座を4つのエレメントに分類しています。
火・風・水・土(地)の4つです。
この4つは、西洋文化圏で支持されている「四元素」です。
四元素とは、この世界の物質は、火・風・水・土の4つの元素から構成されるとする概念です。四元素説を最初に唱えたのは古代ギリシャの哲学者・エンペドクレスだといわれていますが、のちのアリストテレスの説が広く支持されたようです。
その後、ヨーロッパの錬金術師たちは、錬金術と占星術を結びつけ、四元素と黄道十二宮(星座)の対応関係をつくりました。
四元素と星座
四元素と星座(サイン)の対応は以下のようになっています。
火:牡羊座・獅子座・射手座
風:双子座・天秤座・水瓶座
水:蟹座・蠍座・魚座
地:牡牛座・乙女座・山羊座

グレートコンジャンクション
で、何がどう「風の時代」かといいますと、今度は惑星の周期の話です。
西洋占星術では、太陽系の10の惑星を用いて鑑定します。惑星はそれぞれの周期で太陽の周りをまわっていますが、地球に近い星は、個人への影響力があるとされています。
個人に影響するもの:太陽、月、水星、金星、火星
社会の中で生かすもの:木星、土星
世代的な意識をあらわすもの:天王星、海王星、冥王星
惑星はそれぞれの周期で動いているので、時々重なる時期があります。それを「コンジャンクション」というのですが、その中でも社会を作る天体である木星と土星が重なる時期は、大きな節目とされ、「グレートコンジャンクション」と呼ばれています。
●木星の周期は約12年(ひとつの星座に約1年滞在)
●土星の周期は約29.5年(ひとつの星座に約2.5年滞在)
つまり、約20年に1度重なることになります。
「コンジャンクション」のときには、星の力が互いに強め合うのですが、
●木星は拡大、発展の星
●土星は縮小、安定の星
真逆の性格をもつこの2つの星が重なるというのは、何やら起こりそうな気配なのです。
この「グレートコンジャンクション」ですが、1842年から2000年までは「地の星座」(牡牛座・乙女座・山羊座)で起きていました。それが、2020年から2219年までは「風の星座」(双子座・天秤座・水瓶座)で起きるようになるのです!(2020年は水瓶座)
はい。やっと風の時代の話になりました。
プレ・風の時代
実は1981年にも水瓶座でグレートコンジャンクションが起きていました。そこで風の時代の先取りがあったのです。
地の時代
地の星座は、牡牛座・乙女座・山羊座です。
地のキーワードは、安定・現実・堅実・物欲。常識的で、現実的。安心・安全を好み、自立したい。
地の時代に求められるのは、国や社会など組織の発展や、実務能力、そして社会的ステータス(お金)。社会の常識を大事にする時代でした。
風の時代
風の星座は、双子座・天秤座・水瓶座です。
風のキーワードは、自由・情報・言葉・コミュニケーション・理性。自分の思考を他人と共有したく、理論的で理屈や根拠を求める。
風の時代に求められるのは、自分が主役でいること、仲間を持つ、そして地球的な視野。多様性を大事にする時代でもあります。
風の特徴
情報や人脈に価値を置く時代で、システム化、オンライン化が進みます。物やお金には執着しなくなります。また、風は波動なので、本人がどういう波動をもっているかが重要で、そのために質の良いものに囲まれ、五感に敏感になるといいです。いい波動の人と付き合うことも大事です。また、常にポジティブなことを考え、感謝や愛を言葉にすることが大切になります。
水瓶座の特徴
水瓶座には、横のつながり、人権、独立性などの意味もあります。サブという意味もあるので、副業はますます盛んになるでしょう。IT・システムも表すので、ネットビジネスやIT化も進みます。管理・セキュリティも大切です。
まとめ
地から風へ。それは、所有から共有の時代への変化でもあります。シェアサービスなども増えていくでしょう。そして、情報が増え、選択肢も増えますので、自分軸をしっかりと持ち、個人が個人であることが、とても大切となってきます。