西洋占星術における春分の意味と過ごし方

季節の変わり目である春分・夏至・秋分・冬至は、
西洋占星術でもエネルギーが切り替わる日であり重要です。
西洋占星術で「春分」は、太陽が牡羊座に入る日のことです。
西洋占星術の「新年」であり、ここから新しい1年が始まります。
春分で願ったことは、半年後の秋分で実ります。
西洋占星術で使っている星座は12個あり、それぞれにテーマが振り分けられています。
●牡羊・牡牛・双子座は自分自身がテーマ
この時期に、個人能力の開発をしています。
●蟹・獅子・乙女座は身近な集団がテーマ
この時期に、個人能力が完成されます。
●天秤・蠍・射手座は他者理解がテーマ
この時期に、社会的人格の形成を行います。
●山羊・水瓶・魚座は社会的集団性がテーマ
この時期に、社会的人格の完成と自己実現をします。
春分図は、1年の運気を象徴的に表すので
自分の生まれた時のチャートや、
日本の生まれた時(考え方は色々)のチャートと照らし合わせて、
自分や日本でどういうことが起きそうかを予想することができます。
今回の春分の特徴
今回の春分の特徴は、なんといっても風の時代はじめての春分ということです。
「風の時代」というのは、西洋占星術的には、
木星と土星が重なる「グレートコンジャンクション」が、
「風の星座」で起こるという意味です。
グレートコンジャンクション自体は20年に1回起き、
これまでの約200年は地の星座で起きていましたが、
今回は風の星座(水瓶座)で起こります。
そのため、200年に一度の大転換期だといわれていました。
〇地の時代
風の時代の前は、地(土)の時代でした。
地のキーワードは、安定・現実・堅実・物欲など。
常識的で、現実的。
安心・安全を好み、自立したいと思っています。
地の時代に求められるのは、
国や社会など組織の発展や、
実務能力、
社会的ステータス(お金)であり、
社会の常識を大事にする時代でした。
〇風の時代
風のキーワードは、自由・情報・言葉・コミュニケーション・理性など。
自分の思考を他人と共有したいと思っていて、
理論的で理屈や根拠を求めます。
風の時代に求められるのは、
自分が主役でいること、
仲間を持つ、
地球的な視野であり、
多様性を大事にする時代です。
風は、情報や人脈に価値を置く時代で、
システム化、オンライン化が進んだり、
物やお金には執着しなくなります。
また、風は波動なので、
本人がどういう波動をもっているかが重要で、
そのために質の良いものに囲まれ、
五感に敏感になるといいのです。
いい波動の人と付き合うことも大事!
また、常にポジティブなことを考え、
感謝や愛を言葉にすることが大切です。
春分図

太陽は6ハウス、雇用と健康の部屋にいます。
方向性を示すアセンダントは、自由と正義の天秤座です。
この2つは対極にあります。
自分よりも他人
外交より内面
にフォーカスするチャートでもあります。
春分の過ごし方
春分にすべきことは、春分からの1年間の目標を設定することです。
紙に書き出すといいです。
1年間の目標は、夏至・秋分・冬至で振り返ります。
願い事は、できれば神社に行って宣言すると効果的です。