日本人なら知っておきたい日本神話と神様

日本人なら知っておきたい日本神話と神様

歴史は人間の営みの集大成。
歴史を知ると、この国の人々の考え方がわかります。

日本人の特性として、別々のものを配分して
1)新しいものを生み出す
2)共存させる
というものがあります。

だから土着の信仰(神道)に仏教が入ってきたときに、取り込まれずに、新しいバランスで共存させ、そこから神様と仏様のいろいろな関係が生まれました。日本人なら知っておきたい神話と神様の話をまとめてみました。

神話と歴史

神話とは何か

日本の歴史が現実味を帯びてくるのは、第33代推古天皇(在位592-628年)を中心とする飛鳥時代からといわれています。この時代に、昭和世代には聖徳太子としておなじみの厩戸皇子(うまやどのみこ・うまやどのおうじ)が摂政となり、国家の基盤づくりをしたことはよく知られています。

さらに645年の大化の改新、672年の壬申の乱を経て律令制度が整備され、710年の平城京遷都によって、天皇を中心とする中央集権国家が確立しました。中央集権国家といっても、政府が支配していたのは近畿地方を中心とした地域で、九州の熊襲や東国の蝦夷は支配下ではありませんでした。

そんな中、「古事記」と「日本書紀」が編纂されました(合わせて記紀と呼びます)。

日本神話とは、以下の3つを混ぜ合わせたものをいいます。

1古事記:712年編纂
2日本書紀:720年編纂
3風土記

神話は、大きく、神様メインの「神代」と、人メインの「人代」に分かれます。分かれ目は、神武天皇のあたりです。

古事記

「古事記」は第40代天武天皇(在位673-686年)の詔勅によって、稗田阿礼(ひえだのあれ)が記憶していた神話や伝説を太安万侶(おおのやすまろ)が筆録したもので、712年に完成しました。

上・中・下巻からなり、上巻の「神代の巻」は、天地創造から神話の神々にまつわる話が書かれており、中・下巻の「人代の巻」には、初代神武天皇から推古天皇までの天皇の系譜や事跡などが記されています。

大和言葉で書かれていますが、大和言葉は音に漢字を当てはめているので、写本のたびに解釈が加わって、字が変わっています。古事記は、古墳時代、仏教が伝来した時に、日本文化が廃れそうになったので、記録として留めるために、日本人向けに書かれました。

時代が変わると読めなくなっていましたが、本居宣長が「古事記伝」を著し翻訳したため現代でも読めるようになりました。

日本書紀

「日本書紀」は天武天皇の10年(682年)詔勅が下され、720年に太安万侶らによって完成を見ました。全30巻からなり、第1巻と第2巻は「神代の巻」、第3巻以降は神武天皇から第41代持統天皇(在位690-697年)までの事跡を編年体の形式で書かれています。

日本歴史学会が正史と認めています。外国向けの広報新聞のような役割なので、漢文で書かれています。

記紀編纂の目的は、中央集権国家の基盤を固めるために、日本人のアイデンティティを確認するとともに、確固たる国の歴史を確立することにありました。

そのため、記紀の神話には、政治的な意図が多く見られます。つまり、大和朝廷(天皇家)の系譜が、皇祖神(こうそしん・天皇家の祖先神)である天照大御神から連綿と続いていることを明らかにし、大和朝廷の正当性を主張することが最大の目的でした。

ですから政府の思惑によって脚色されてはいるのですが、今上天皇(きんじょうてんのう)は、初代神武天皇からつづく第126代天皇ということになっていますので、現代もその歴史の延長上に私達はいるのです。

記紀編纂の目的は、中央集権国家の基盤を固めるために、日本人のアイデンティティを確認するとともに、確固たる国の歴史を確立することにありました。

そのため、記紀の神話には、政治的な意図が多く見られます。つまり、大和朝廷(天皇家)の系譜が、皇祖神(こうそしん・天皇家の祖先神)である天照大御神から連綿と続いていることを明らかにし、大和朝廷の正当性を主張することが最大の目的でした。

ですから政府の思惑によって脚色されてはいるのですが、今上天皇(きんじょうてんのう)は、初代神武天皇からつづく第126代天皇ということになっていますので、現代もその歴史の延長上に私達はいるのです。

風土記

地方誌。写本として5つが現存し、『出雲国風土記』がほぼ完本として残っています。朝廷が書かせており、民話も入っています。

神話のなかの神様

神話には、さまざまな神様が登場します。日本には八百万(やおよろず)の神といわれるように、たくさんの神様がいるのです。ただし神様といっても、西洋のGODとは少々異なるようで、日本では、自然界のあらゆるものに神が宿っていると考えられているので、神話に登場するような名前を持った神様もいれば、名もない神様もいらっしゃいます。

また日本の神話は、主に古事記と日本書紀に書かれていますが、古事記と日本書紀で神様の表記が違ったり、オオクニヌシのように一人の神様に複数の名前があったりするので、混乱してしまいます。

神話の神様でメジャーな方とその神話は、

  • イザナギ&イザナミ(国生み)
  • アマテラス(岩戸隠れ)
  • スサノオ(ヤマタノオロチ)
  • オオクニヌシ(因幡の白兎)
  • ニニギ(天孫降臨)
  • コノハナサクヤヒメ(富士山の神)
  • ホデリノミコト(海幸彦)&ホオリノミコト(山幸彦)

あたりでしょうか。そして、ホオリノミコトの孫にあたるのが初代・神武(じんむ)天皇です。さらに第12代景行天皇の第二皇子がヤマトタケルです。

天神と国神

神話に登場する神様は、大きく、天神(あまつかみ)と国神(くにつかみ)に分けることができます。

天神は高天原に住む神、国神は天孫降臨以前から地上に住んでいた神です。イザナギ&イザナミ、アマテラス、ニニギが天神、スサノオ、オオクニヌシ、コノハナサクヤヒメ、ホデリノミコト&ホオリノミコトが国神ということになります。

天神は伊勢系の神様、国神は出雲系の神様でもあります。

天皇の系譜

皇室の祖神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)であり、天照大神は、日本国民の総氏神とされています。そして初代天皇は神武天皇です。

アマテラス
  ↓
アメノオシホミミ
  ↓
ニニギ
  ↓
ホオリ 
  ↓     
ウガヤフキアエズ
  ↓ 
神武天皇 

皇紀

初代天皇が即位した年を元年とするのが皇紀です。皇紀=西暦+660年
江戸時代に使われ始めて、昭和まで続きました。

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