天中殺はこわくない!

東洋占星術というと皆さんが思い浮かべるのは「天中殺」ではないでしょうか。古くは細木数子さんの「大殺界」。言葉だけ聞くと、なにかとても恐ろしいことが起こるような…
東洋占星術のベースは六十干支ですが、これは、天の気である十干と地の気である十二支を組み合わせたものです。10個と12個ですから、十二支が余ってしまいます。これが天中殺(空亡)です。つまり、特定の十二支がない状態。

十二支は空間を表しますので、これがないということは、現実世界である「中央」がなかったり、「天上」がなかったりするのです。それによって、それぞれの天中殺の特徴がでてきます。
天中殺では、性格や運勢、相性などがわかりますが、運気を読むときは、種類がいろいろあります。
四柱推命から算出される「大運」の天中殺は、一生のうちの20年間ですが、この他にも、
60年のうちの10年間
60ヵ月のうちの10カ月間
60日のうちの10日間
さらに
12年のうちの2年間
12ヵ月のうちの2か月間
12日のうちの2日
もあります。
人生、天中殺だらけです。
でも大丈夫。
天中殺は、天が味方してくれない時期であって、必ずしも悪いことが起こる時期ではありません。しかるべき過ごし方をしていれば、怖くないです!!
今さら言われても困るし知らない方がよかった、という方もいらっしゃるかもしれませんが、なんか最近うまくいかないと思うようでしたら、暦を紐解いてみるもいいかと思います。