強みが自覚できないとき

セッションなどで「ご自分の強みを知っていますか?」とお聞きすると、「私、強みなんてないです…」と答える方がけっこういらっしゃいます。日本人は努力するのが好きな人種なので、『できないこと』を『できるようにすること』にとても価値を感じています。でも『強み』というのは、そもそもできること。だから、それが素晴らしいとは思えないし、そこに魅力を感じないのです。
ここでは、強みが自覚できない要因を考えてみたいと思います。
強みが自覚できないケース
自分の強みが自覚できないケースは大きく分けて3つあります。
1つ目は、当たり前すぎて、それが強みだと思っていない場合。
強みはできてしまうことなので、自分にとっては、すごくもなんともない。だから、周りができないことに気がつかないのです。特にスピリチュアル系の能力は(見えるとか感じるとか)このケースが多いようです。中には自覚していないだけで、実は使っていたりするケースもあります。そんなときも、知って使った方が、使い勝手がいいです。
2つ目は、周りがもっとすごいので、自分はまだまだだと思っている場合。
セミナーの受講生で、家族みんなが「1」を持っている方がいらっしゃいました。だから家族内では、自分の「1」を活かせない。まわりの方がすご過ぎるのです。そして、お仕事では「2」のポジションにいらっしゃいました。リーダーなんてとてもできないと思っているのです。あるのに活かせないのは、もったいないです。
3つ目は、そもそもそんな力があるなんて思ってもいない場合。
気づけなければ使えません。この場合は、まず「ある」と思って、使ってみることをおすすめします。
強みは、この世で生き抜くために、前世から受け継いだギフト。
使わない手はありません。
せっかくある能力を封印していませんか?
自分がもっている能力を親から否定されて、ないことにしているケースはけっこう多いです。特に数秘11をお持ちの方。
11は直感が鋭い数字なのですが、この数字をお持ちの方は、大きく2つのパターンに分かれます。
・バリバリに使っている
・能力に気づいていない
気づいていない人の中には、昔はあったけど、封印している方が多いです。というのも、子供の頃に感じたことを話してしまって、まわりのオトナ達から不気味がられた経験があったりするから。オトナというものは、理由なくわかってしまうことを嫌う傾向にあります。
どうして?と聞いて答えがないものは、正しいと思おうとしないのです。だから傷ついた子供は、その能力をなかったことにしてしまいます。使わなければ、能力は衰えます。そして、その能力を持っていることをすっかり忘れてしまう。
そんな方でも、よくよく聞いてみると、頼むべきメニューがぱっと浮かんだり、本屋に行くと読みたい本が光って見えたりしてちゃんと直感を使っていたりします。能力は使うと研ぎ澄まされていきます。せっかく持っているのですから、使わないともったいないです!!
まずはその能力を持っていることに気づくところからスタートです。
強みを使っているつもりという誤解もある
自分で「強み」だと思っていたことが、実は社会にうまく適合するために後から作り出したもので、自分本来の質に合っていないこともあります。ということは、その強みは、使えば使うほど、本来の自分から離れていきます。でも、うまく行くから使ってしまう。その結果、成功しても幸せになれないということが起こります。
これは、自分の本質を生きていないから。たぶんきちんと自分と向き合っていないから起こる不幸です。向き合う暇もないほど動いているのかもしれませんね。出来てしまうことと出来るようになったことは違うのです。
もちろん努力すれば、誰でもある程度のところまではいきます。仕事を通じてその力を身に着けることも多いです。でも素質があれば、ちょっとの努力で圧倒的な成果を得ることができるのです。どう考えてもこれを使った方がお得。それを読み解くヒントが、生年月日に隠されていますよ。